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フェスタの裏バトル

フェスタの裏バトル_a0019074_2240475.jpg

今日は会社でフェスタがあった。

ステージに立っていたゲストを激写してみたのだが、遠すぎてさすがにボケた。
しかし、わかる人は衣裳でわかるだろう。

会場は盛況だったが、みんなの目的は最後の大抽選会。自社製品の液晶テレビだの
なんだのが当たるもので、大人達はみなギラギラしながら抽選に臨んでいた。

しかし、一歩引いてみれば自社製品をくじ引きで当てようと前のめりになっている
大人の集団は一種異様である。抽選で当たらないと手が出ないってどうなのかねえ…。
社員には無償もしくは超お手頃斡旋価格で提供してくれたら、みんなもっと
自分の会社のことが好きになるかもしれないのに。

ま、いずれ賞与が現品支給になることがあったとしても、斡旋なんてことは
あり得ない話なんでしょうが。
そして私もステージを遠巻きに見ながら当たらないかとひそかに期待していたわけで。
もちろん当たりませんでしたが。

と、そんな楽しい筈のフェスタだったが、一つ非常に気に障ることがあった。
社員達が家族も呼び寄せて参加しているので、辺りには子供達もはしゃいでいたのだが、
一人問題ある少年が。金色のスーツの漫才師のネタ中にステージの真ん前で
傍若無人にはしゃいでいたうちはまだよかった。その子が後でどういう訳だが
我々の前に来てデジカメをおもちゃ代わりにパシャパシャ撮っている。
まあ、こんな子もいるだろう。そのうち、私に向かって「おしっこ!」と叫んで来た。
おいおい。ここはまずいだろう。周りを見渡しても保護者らしき人はいない。
仕方なく連れていこうとしたら、血相を変えて母親らしき人物が追いかけてきた。
とりあえず事情を説明して引き渡し。ちゃんと自分の子供の動向は見といてね。

まあ、ここまでもまだいいさ。放任主義の親がぎりぎりのところで子供を迎えに来た。
さほど問題はない。しかし、それからしばらくしてまたこの子供が単体で現れたのだ。
やれやれ、また放置かい?何となくこの子供の自由度に危険なシグナルを感じた私は、
「近寄るな」という強いオーラを発しておいた。結構こういう時の私のオーラは
効果があるような気がする。子供は私の隣の先輩の方に歩み寄って絡み出した。
元々子供が好きなのか、最近子供が生まれたばかりという影響か、先輩はその子の
相手をし始める。と、急にその子がパンチやらキックやらを繰り出してきたのだ。

もう、これはダメです。子供だからって許されるもんではありません。

最初は片足を上げて子供の攻撃をブロックしていた先輩も、執拗に食い下がる子供に
大人の厳しさを教えようと思いついたらしく、軽く足払いをかけたり、
やや強めに蹴り返したりしていた。しかし、子供はいい遊び相手だと思ったのか、
なおも食い下がる。そこで先輩は子供をひっくり返し、ズボンを脱がしにかかった。

すると、ここでまた母親登場。よく見ると、同じ社員ではないか。
おいおい。ちゃんとしろよ。口では「すみません」とか言っていたが、
子供を叱る様子はない。早くこの野蛮な人から離れましょう、というようにも見える。

そして、ここで終わらないのがこの親子のタチの悪いところで、
また10分もしないうちに子供が一人でやってきて攻撃再開。
先輩も「お母さん呼んでるで!」とか気をそらそうとするのだが、子供の方は
お構いなしに蹴ってくる。うーむ、まずい。先輩の笑顔に黒い陰が出て来ている。
後で聞いたら「本気で泣かしたろか思った」と言っていたが、積極的に蹴り返している
ディフェンスの姿勢がそれを物語っていた。強めに蹴られ出した子供の方は
少し距離をとってゴム風船を拳銃に見立てて何やら発射する手振りを始めたが、
先輩も全く乗らない。「やられた~」とかいわない。ナイスだ。

ほどなくしてまた親がやってきて連れ去ろうとするのだが、子供は全然言うことを
聞かないし、親の方も引っ張る手に力が入っていない。ぐずる子供に蹴られている始末。
揚げ句の果てに、執拗に先輩を銃撃しようとする子供に対して親も「あと一回だけよ」
とか言っている。銃撃許可ですか?まったくお話にならない親だ。
だから子供がつけ上がる。わがままを全部許してるうちに、親なのに
全然手がつけられなくなっている。見た感じ、そう若くはない母親に小学校前くらいの
子供だったので、かわいさあまりに甘やかしまくってきたのかもしれない。
しかし、そんなことでは子供のためにはならない。先輩の言う通り、
一回本気で泣かさないといけない。さもなくば、何をやってはいけないのか
分からないまま成長し、学校でもルールが守れずに学級崩壊の先鋒になり、
それでも叱らない親に守られて自分の過ちに気付かず、不幸な人生を
歩み続けることになる。甘やかすのは簡単だが、叱る・躾を叩き込むのが
本当の愛情だろうが。

ちなみに、子供とバトルしてる間にいつの間にか親の名前を聞き出していたこの先輩、
フェスタが終わって居室に戻ると社内の電子電話帳でしっかり相手の所属とかを
突き止めていた。恐るべし。しかし、相手の母親も子供を救出に来た際に
しっかりと先輩のIDカードを睨みつけていたので、恐らく彼女も後で調べ上げている
ことだろう。逆恨みで刺しに来たりしないことを祈る。ついでに人違いで
私を刺しに来ないことを切に願う次第だ。
by paspas | 2007-12-07 22:40


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