ゴールドタワー探検

久々に何の用事があるわけでもなく体調が悪いわけでもない有休が取れてしまったので、
更に超絶久しぶりにブログを更新してみる。
ネタは、会社の子から聞いていた香川にある「ゴールドタワー」なるところに行ってみた件。
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曰く、「地元に住んでる親族には不評で近づこうとしない」とのことで、じゃあ私が代わりに見ようか、
という目的のない有休の過ごし方としては模範的な無計画行動だ。
「あ、行くなら黄金のトイレがありますよ」とも言われた。あー、なんか昔ニュースで見た気がするなあ。
なんだっけ?ふるさと創生?あちこちに一億円バラまいてたやつ。あれか。

それにしても荒廃感がヤバい。平日の昼間というのももちろんあるが、周辺の施設の古さとか、
どう見ても必要なさそうな第二駐車場の存在とか、更には駐車場代すら求められない需要の低さを物語る設定とか。

うーん、なんだこの妙な高揚感は。なぜだか荒んだ光景と反比例して、私のテンションは上がっている。

入り口を通ると、よくあるマルから顔を出すやつがある。誰がやるんだろう。そして妙なタワーキャラ。
世代的には悪魔超人(だっけ)のサンシャインマン(だっけ)を想起してしまう。
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ちなみにこの両サイドの空間にはいかにも荒んだ観光地にありがちな申し訳程度のゲームコーナーが。
ゲームセンターCXの有野課長が「たまゲー」で来るかもしれない雰囲気がある。

で、入口で入場料756円(消費税は込みにしていないという迷惑設定)を払うと、バイトっぽい係の子に
「そこの奥からエレベーターで三階を押して上がってください」と案内され、首から下げるパスを渡される。
三階ね、うん。…え、三階??タワーなのに??

よく分からないまま、看板に従って歩いて行く。エレベーターより前に階段を少しあがり、
更に通路を進む。不安しかない。
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…これか。

こういうところってエレベーターの誘導係とかいるものだが…要らないんだろうな…。
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確かに「三階」が正解らしい。例えそれが127メートル上でも。
そしてもちろん、エレベーターガールもエレベーターガイもいない。セルフサービスだ。

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それでもちゃっかりLINEスタンプなんか作ってる辺り、まだ時代の潮流にしがみつこうとしている姿勢が窺える。
しかしどうみてもサンシャインマン…

とか言ってるうちに三階に到着。「三階」という呼称の違和感がすごい。
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…まあ、予想はついていたが見事に貸切である。こんな機会は滅多にないと思う。ビバ荒廃。
テンションは上がりっぱなし。
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一応タワーなので景色はある程度ちゃんと見れる。この日は曇天だったせいで見晴らしもイマイチだったが、
瀬戸大橋も見える。
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せっかくなので、階段で降りられる「二階」を目指す。それなりに下りる覚悟をしたのだが、普通に20段ほど下がっただけのところだった。ちなみに手すりはゴールド。いいね。
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ここも展望スペースがメインなのだが…せっかくなので、この映画館ぽい椅子に座ってみると…
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視線はここに来る。そう、何も見えない。この後先考えない設定のヘタクソさ、テンションが上がる。

更にはなぜか明らかに外が見えないボードと、その前のシートの設定があったり。
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シュールすぎる世界観で貸切という贅を味わったが、当然ながらやることもないので、さほど時間も
かけずに引き揚げることに。
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行きは気付かなかったが、エレベーターの壁も一応ゴールド。そしてエアコン完備というバブリーなおもてなし。
今やそれが活かされるほどの賑わいは…旧祝日ならあるのか…。
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ちなみに入場時に渡されたパス。誰にも見てもらえる機会もなく、返すときもゲートの前のトレイに
セルフで戻すだけだった。

ということで、やれやれすごいものを見てしまったな、と思いながらゲートをくぐり、エントランスの横に
あるゲームコーナーにふと目を見やると、一つだけ張り切ってる機種を発見。
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うーん、ありがち。これはしかし、一人で撮っても盛り上がらないしな…どうするか…と悩んだが、
きっともう一生来ないであろうところの、一生撮ることのないプリクラだ。撮りました。一人で。
いいネタになりました。ここにはさすがに載せないけど。

で、散々満足して立ち去ったのだが、ふと気付いたのが「黄金のトイレはどうなった?」だ。
見落としてはいない筈。しかし、見れてないのは勿体無い。で、調べてみるととっくの昔に売り払って
ここにはもう存在していないらしい。マジか。しかも理由が「盗まれるといけないから。」
すごいわすごすぎるわ。いろいろ期待の斜め上を行ってくれて嬉しすぎるよ。

今回改めて感じたのが、私の中でこういうバブルの遺構が琴線に触れるのか、すごく面白かったとうことだ。
なぜこんなに興味を持ってしまうのか?自分なりになるべくフラットに、客観的に分析を試みた。

・人がいないのでストレスなくゆっくり見れる。
・バブル期に金をかけて作られているので、基本インフラはゴージャス。
・押しつけがましくなく、廃れていく感じがどことなく寂寥感を呼び起こしてくれる。
・廃れるにはそれなりの理由があるわけで、その要因分析をしながら見て回る謎解き的要素がたのしい。


理由としてはこの辺だろうか。またこんなところがあったら見つけて行ってみよう。

ちなみに、そんな観光を終えて上機嫌で車をぶっ飛ばしながら帰る途中、高速で頭上が赤く光った気がした。
やられたか。一発免停のあれか。勘弁してくれよ。一気にテンションが下がってしまった。
やれやれの最上級。こんなに楽しい休暇だったのに、一気にやる気がなくなりましたよ。
自分が悪いんだけど。

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# by paspas | 2017-09-06 21:42 | Comments(0)

職人技

前から気になっていた歯の穴が暴れ出していよいよまともにモノも食べられないくらい痛み出したので、
意を決して数年ぶりの歯医者へ。行くのはそう、前も世話になったコミュ障気味のところだ。

ここは家から近いのと土日もやってることがメリットなのだが、何にも増して腕が良い。
腕が良いのに輪をかけて、手際が良い。ていうか早すぎる。会話するのももったいないくらい、せっかちな
性格なのだろう。

さて予約の電話時に既に名前すら聞かれず時間だけ合意されるというコミュ障っぷりの片鱗を見せつけられて
懐かしさとともに警戒心も呼び起こしてくれたが、前回は一人もいなくなっていた助手が二人もいた。
なんなら閉店を危惧するくらいの閑散ぶりだったのに、なんという素晴らしさ。私は嬉しいぞ。

で、治療開始。「どうされました」「はい、上の奥歯に穴が空いてまして、」
風が吹いても痛いんです、と微妙なギャグを言う間も無く「はいじゃあ見ますね〜あ、虫歯ですね〜
レントゲン撮りますね〜」という超速で、気がついたら放射ガードガウンを着させられていた。
背もたれに向かって座ろうとしてみたり、医師の指を噛んで挟んでみたりという私の細かいボケも
(基本狙っていたわけではなく、テンポが早すぎて本当に何を求められているのか分からず右往左往していたわけだが)
確実にスルーされて治療席に戻される。

「あ、これ結構大きいです、はい、じゃ麻酔しますね〜」と、当然ながらレントゲン写真を見せられて
反省を促されたりすることもなく、イスを倒されて目隠しをされる。口を開けると注射。もうちょっと予告しろよw

で、通常だと「じゃ麻酔効くまでちょっと待ちますね〜」タイムだと思うのだが、自覚症状も現れない数十秒レベルの
間隔を経てまたイスが倒される。ちなみにここまで私はかけていた眼鏡を手に持ったまま。二人いた筈の
助手も近くにいる気配はまったくない。懐かしい空気だぜ。

「はいじゃあ痛かったら言ってくださいね〜」というセリフを聞き取れたかどうかくらいのタイミングで
歯医者特有の研磨器具音が口の中で踊り出す。さすがに麻酔がまだ効いてないんじゃないかと不安だったが、
なんとか間に合ってくれたようで痛みもなく古い詰め物が引き剥がされた。

「うがいしてください〜」

うがいをする。どうして歯医者のうがいの水ってあんなに半端な量なんだろう。二回には多く、
三回には少ない。とりあえず三回すすいでコップを置き、背もたれに…と思ったら、もう背もたれが倒れる動きが
作動している。はええよ。

そこから怒涛の早さで歯を削り、型を取られ、仮の詰め物をしてもらって終了。これで30分。横に助手が
つくことは一度もなく、眼鏡を置くことも結局叶わなかった。次回はコンタクト着用で行こう。

ヘタな歯医者に行くとこのステージに到達するまで二ヶ月くらいかけられたりするが、多分次の治療で
ほぼ終わりそうな気がする。ようやく唇の痺れを自覚し始めたタイミングで診察券を返してもらい、
本日の治療は終了。ありがたい。ありがたすぎる。これぞまさに職人ですわ。


ちなみに、数年前にもらえた謎のおもちゃカプセルは今はくれなくなっていた。コミュ障カバーのツールとして
導入していたのだろうが、さすがに効果がないと気づいたか。おかげでこちらも処分に困ることもないが、
ブログの賑やかしが減ってちょっと寂しいくらいか。
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# by paspas | 2017-05-27 11:04 | Comments(0)

リフォーム詐欺対策

最近持ち家に戻れるのは週末のみがメインの日々を過ごしているが、その分なるべくゆっくりと過ごしつつ
邪魔をされない時間を満喫したいと思っている。一方でインターホンが鳴ると、日頃いない分自治会の何かか、
郵便書留の何かとか警戒して以前よりはるかに多く応答するようになった。その結果、気分の悪い勧誘や
セールスに遭うことも多く、それだけで週末の平和な時間がぶち壊しにされた気分になる。

今日もダラダラと何もしない時間を満喫していたところ、インターホンが鳴った。今回はなんだ。
「えー、ご主人様でしょうか。先ほどですね、屋根の点検をさせてもらったら、〇〇が落ちてたんですよ」

はぁ?なに言ってんだこいつ?

「何言ってるんですか?」
「いや、だから、〇〇が落ちてましてですね、ちょっと口では説明できないので、玄関までお願いできますか」

昔の私ならのこのこと出て行ったかもしれないが、最近の私は基本怒りモードで人に言われたことに
反抗するのが癖と化しつつある。これは本当に良くない部分もあるが、とりあえず「一回はねのける」のが
自分の行動パターンとして定着し始めている自覚だけはある。

「屋根の点検なんて頼んでないですけど」
「は、はい。私も頼まれてませんけど」

向こうにとってもインターホン越しに怒鳴られるとは想定していなかったのかもしれないが、
それにしてもひどすぎるレスポンスだ。

「いらないんで」
「はいわかりました」

あっさり退散。なんなんだ一体。

とりあえずムカムカしながら「屋根を勝手に点検」でググったら、やっぱり出てきた。うむ、そういう
悪徳商法があるのね。今後のことも考えて、相手の顔と名前を確認した上で行為を追求した上で場合によっては
不法侵入を訴えてきっちり追い込めばよかったかなあ。下手に追い込みすぎて逆恨みの嫌がらせをされても
イヤだけど、ぬるい対応をして勝手に屋根に登られて瓦とか破壊されるケースもあるとか書いてるので、
そういうことされてもどうしようもないし。

おかげで一気に気分の悪い週末になってしまったが、果たしてこの無防備な状況をどうすれば良いものか。
多少目をつぶっていた現在の生活スタイルの問題点を思いっきり突きつけられた。監視カメラとかセコムとか
なんか手を打とうかな。打たねばなるまいな。


とりあえず変な売り込みには毅然とした対応で。

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# by paspas | 2017-04-23 18:55 | Comments(0)

泣き面に蜂/人を呪わば穴二つ

最近自分でもやたらと嫌な目にあっている件をブログに書いているのは認識していて、発散も兼ねているが
あまり自ら悪い気運を呼び込むのも良くないと思っていた矢先。
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パンクである。

まあ、直接は当然ながら因果関係はないが(あったら困る)、これをどう解釈したものか。
なんて不幸なんだ!世界中の不幸はここに集約しているのか!そんなものを背負い込む義理はない!
と、嘆き、怒りに打ち震えるのか、やっぱり嫌なことをなんでも当たり散らすと変な形で
返ってくるからほどほどにしとこう、と受け止めるか、これで一旦嫌なことは打ち止め!リセットして
明日からまたいいことがあるのを期待しよう!と、ポジティブに受け止めるかは人それぞれだろう。
残念ながら私はポジティブとは真逆の信条でここまでやって来ているので、選択肢は二択となる。

まあどっちでもいいんたけど。どっちもそれなりに感情としてはあるし。

とりあえず今回分かったこと。
・最近の車にスペアタイヤはない。
・「パンクしたら逆にスピード出して走ったらタイヤ内の気圧が安定して走りやすくなる」は一瞬本当のように感じるがあながち本当でもない。


皆さんも運転にはご注意を。
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# by paspas | 2017-04-16 11:48 | Comments(0)

牛タン専門店 森商店の罪

この前も鎌倉パスタのパスタ屋のくせにフェットチーネも分からない事件には辟易したものだが、
今回もまた外食店に対して物申したい事案が発生した。

今回の問題店は「仙台牛タン森商店」なる、某イ○ンモール内に店舗を構える牛タン専門店だ。
日曜の夕食時間直前の時間帯、1組待ち状態だったがすぐにカウンター席に通されて入店。
私が注文したのは牛タンシチュー定食なるものだったと記憶している。
焼肉屋で食べる牛タンはあまり気にならないが、「牛タン専門店」とまで銘打たれると、ちょっとあの「タン」という
物体の正体がチラついてしまってあまり良い印象が持てない。正直それもあって、牛タンシチューに逃げるような
チョイスをしたのもある。

さて入店して15分以上経つもなかなか商品が運ばれて来ない。我々が入店したと同時に数組が退店し、
一瞬混雑しかけていた様子が解消されてるようにも見えたのに何に手こずってるんだろうなと不思議には思いつつ、
ふとこのタイミングでWAONのチャージでもしておこうかと思い立ち、一旦席を立ってチャージ機を探しに出た。
間抜けなことに通路の反対側すぐにあったのに気づかず、モールをぐるっと半周して戻って来てようやく
その存在に気づいた。かなりのタイムロスだ。急いでチャージし、料理が提供されているであろう店に戻る。


料理がまだ来ていない。


連れのものが頼んだ料理はちょうど出て来たところだった。確かオーソドックスな牛タン定食的なものを注文していた
と記憶している。少し待ってもらっていたが、一向に私の頼んだものが出て来ないし悪いので先に食べ始めてもらった。

…そこから明らかに私より後から入店した客に対しても続々と料理が提供されていく。それはおかしいだろう。
さすがにしびれを切らしたところで「料理が全然来ないんですけど」というと、店員が一旦調理場に引っ込み、
「もうあと2、3分でお持ちしますので」と言われる。実際にはさらに5分以上かかっておきながら
さほど悪びれもしない態度でようやく持って来られる。

この時点で指先が震えるぐらいに怒りが脳天に達していたが、こちらも暇ではないので、そこから一気に
大してうまくもなかったシチューをかきこんで完食。(さんざん待たされた割には全く煮込まれたような深い味が具材に染み込んでる様子もなし)
待ち時間40分、食事時間5分だった。

ちなみに牛タンシチュー定食にはミニサラダとスープ、ごはんがついており、とろろも別注していた。
もし私が店員なら、料理の提供が遅れると分かっていれば、先にスープなりサラダなりを出しつつ、
メインのシチューはもう少しお待ちください、などと間をつなぐ努力をすると思うが、そんな機転の効いた
対応は一切なし。

さて、こんなしょうもないところで大立ち回りをしても自分の品位が下がるだけだし、不毛に苦情を伝えても
何が変わるわけでもないし、非常に気分が悪いのでとにかく一刻も早くそこを退店しようという意識が強かったので
会計時も敢えて何も言わずに去ろうとしたのだが、最後に店員側が「本日は食事の提供が遅くなり
申し訳ございませんでした」と言ってきたので、さすがにひと言いうべきかと思い、確認も込めて聞き返してみた。
「なにがあったの?注文忘れてたの?」と。
私がそのシチュエーションで想像できた原因が注文の通し忘れか調理忘れしかあり得なかったからだ。
逆にそれなら、「凡ミスだね。次から気をつけて」で済むだけの話でもあった。

ところが帰ってきた回答が「いえ、調理場が大変立て混んでまして」とのこと。

いやいや、それはどう考えてもおかしいだろう。

調理場がたてこんでいるのなら、なぜ私より後に入店した客への料理が先に提供されるのか。
注文順に、全体的に提供が遅れるのが筋ではないのか。
もし、私が注文したシチューが他のメニューと比べて何かしらの立て込む調理手順があるからというのなら、
それはそれで対応がおかしい。まず、注文した提時点で「お時間かかりますがよろしいでしょうか」
と確認するのが筋だろう。また、そこで伝達し損ねたとしても、次に連れの分の料理を運んできた時点で
「ここからあと◯◯分ほどかかります」ぐらいは言えたはずだ。それでも手遅れの対応だけど、状況は伝えられたはずだ。
それを、どっちのタイミングでも何も言わなかったのだ。それに何か理由があるとするならば、それはやはり
単純にオーダーが通っていなかっただけだからとしか考えようがない。つまり彼らは嘘をついてミスを誤魔化そうとした
と考えるのが合理的だ。謝るふりをしてミスをもみ消そうとする姿勢の店など許すわけにはいかない。


会計でお詫びしてきた女の子はどう見ても矢面に立たされているアルバイト風情だったのでもうそれ以上は
追求もしなかったが、二度とこの店に行くこともないと心に誓ったのは言うまでもない。しかしこういう店が
そういう対応をすると、私のイメージとして「モール内のレストランで牛タン専門店というのはダメな店」
と、同業全体に悪印象をもたらしたという罪は深い。今回は恨みが深く店名もしっかり覚えたが、
仮に違う店を見つけたとしても「牛タン専門店に行こう」「牛タンシチューを頼もう」などという気には
なりづらいわけで。

本当に何が大事かを見失うと、より大きなものを失うことになるのだと言うことを感じてもらいたい。特に信用が第一の飲食業は。
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# by paspas | 2017-04-12 00:08 | Comments(0)

イケメンに勝るものなし

日曜の大混雑している駅前で、クレープを買い、人混みを少し避けて柱の陰で立ち食いを始めた、
まさにその瞬間に声をかけられた。

「あのー、スミマセン。ジェピーバンク、分かりますか?」

目をあげると、東南アジア系の幼い顔立ちをした、かわいらしい女の子。化粧っ気も全くなく、
小学生か?と思うくらいの顔立ちと小ささ。しかしながら何を言っているか分からない。この時点では
私はまだこの子にどう対処するか決めかねていた。警戒心が先行していたのは間違いない。
側から見たら、物陰に隠れてクレープに食らいついてるおっさんの方がよっぽど警戒すべきなのかもしれないが、
そんなやつに話しかけてくる時点で相手も怪しいと思ってしまうのは致し方ない。

「あのー、…ジェピーバンク」
「ジェピー?」
「私、ジェピー、探してる」
「んー。英語出来る?」

これ以上聴いても埒があかないと判断したので英語にスイッチを試みる。

「アー、イェス。ジェピーバンク?」

こりゃダメだ。

すると今度は「カードある」と言い出して、ごそごそとサイフを広げはじめるではないか。
あんまりこんなところでサイフを広げるのは誉められた行為ではないぞ。

一方でこの辺からうっすらと求められてるものを理解し始めていた。そしてこの子は警戒すべき対象
ではないことも理解。あ、やっぱりね。JPバンクね。つまりゆうちょ銀行。なるほどそういう風に呼ばれているのか。

とはいえ問題は解決していない。話を聞くとこの子、どうも留学かなんかで来たばかりで本を買いたいらしく、
しかし現金がないのでゆうちょ銀行に預けているお金を引き出したいらしい。
ここまで来たら旅は道連れ。小雨ぱらつく中、インドネシアの女の子と、クレープを握りしめたおっさんとの
ATM探し珍道中開始だ。グーグルマップをアテにしていたがGPSが暴れまくって参考にならず、とにかく
ATMのありそうなところを歩いてみたが、すぐには見つからず。と、ふとホテルのドアボーイが視界に入ったので、
聞いてみることにした。1人はパックンみたいな風貌だが日本語がペラペラで、もう1人はマックン似るではないが
スポーツマンタイプの日本人。

「ゆうちょ銀行でお金おろしたいらしいんだけど、どこかありますかね?」
「ゆうちょ銀行ねえ…3番街抜けたところにATMあったかな…いやでもこっち行った方が近いかな…」
と、親身になって考えてくれる2人。職業柄もあるのかもしれないが、みんな親切だな。とりあえずそこを
右に曲がって真っ直ぐ行ったらあると思う…という、目印のない道案内をしてもらってインドネシア人の子の方を
振り返ると、「スゴーーーイ!」と満面の笑み。すごい?なに俺が?と思ったら、「あの人外国人なのに
日本語ペラペラ!」ってそっちかい。どこに行ってもイケメンに勝るものはないという事だな。

果たしてパックンの道案内通りに行っても実はATMは見つからなかったのだが、そこから店舗案内の
インフォメーションボードを見ながら横にいたおばちゃんにも聞いてようやくみつけ、ATMの操作に苦戦する
女の子にやり方を教え、ようやく問題解決。あとは紀伊國屋書店まで連れて帰ってあげて、
満面の笑みと丁寧なお辞儀でお礼をされてお別れ。そういや名前もなにも聞かなかったな。
聞かれもしなかったけど。

にしても日本に来て最初?の買い物が本って、えらいね。頑張ってたくさん勉強して日本のことをもっと
好きになってもらって、インドネシアに戻って広めてほしいものだ。

その時に「クレープを握りしめた親切なおっさんがいたな」とほんの少しでも記憶に残ってくれていれば幸いだが、
実態としては「超イケメンのホテルマンが日本語ぺらぺらでカッコよかった〜!」なんだろうな。



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# by paspas | 2017-03-26 15:55 | Comments(0)

意識高い系

今日は久々だかっち君と晩メシへ。
以前と違って結構な残業時間が経過した後に行くので、結構ヘロヘロだ。店選びにやや迷ったものの、
今回はだかっちオススメのチャーハンが出てくるとんこつラーメン屋へ。

で、ラーメンもチャーハンも結構美味かったのだが、それより思わず気を取られてしまったのが壁に貼られている
いわゆる「意識高い系」の標語だ。
特に目を引いたのがこれ。
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今のままでは
今のまま


…な、なんか刺さらないのは自分だけっすかね。。。

うっすらと言わんとすることは分からんでもないが、なんかもうひとヒネリ欲しいというか。そして
その横の余白がなんとなく不安にさせるというか。

なお、インパクトは「今のまま」ほどではないが、その横に貼られてるやつも言葉の勢いの割には
フォントが小さくなってて、「もしかして自信ないんかな」と思ってしまう。それに、こういうのって
もうちょっと手書きというか、毛筆体というか、文字で威嚇してくるのが通常?な印象なんだけど、
パソコンで打ち出しましたみたいなのを貼られると意識高いのかどうなのか、これまた不安になってくる。


とりあえず今のままでは今のままだからな。今のままではいかんな。よし、寝よう。

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# by paspas | 2017-03-21 23:52 | Comments(0)

サイレント・クレーマー

やれやれ長い一週間がまた始まったな、と作業に追われた1日を終えてため息をつく帰路。
ずっとクスリをもらいたくて行けてなかったので行こうと思ったけど、もうそんな時間ではない。

ならばと21時までやってる千円カットに…と近くの大型ショッピングモールに行ったのだが、これがまた
平日の夜とは思えない並びようで、いつまでも入れる雰囲気なし。ならばならば。仕方ない。
先にモール内のレストラン街で適当に夕食をとってから帰り際に寄るとしよう。


この時の店のセレクションが大失敗だった。


前世がイタリアンと自称している私、幾つかの店舗からすっと入店したのは某鎌倉パスタだった。
何にしようかなあ。
ナスとトマトのソースもいいし、カルボナーラも悪くない。

そんな中で見つけたのがこちらのメニュー。
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ほうほう。フェトチーネですか。きしめんはじめ、平麺には無類の関心を示す私。これにします。
出来れば大盛りで。あ、出来ないの?じゃあフォカッチャ食べ放題とかいうの付けて。うん。

…まずこれが最初の失敗。
フォカッチャ食べ放題ということは、どこかに取りに行くのか?と思っていたら、席までバスケットを抱えて
「いかがっすか」と言いに来るシステムだったのだ。しかも想像していたより多品種のフォカッチャで、
なんなら店員もきちんと暗唱出来ていない。意地悪するつもりなく、純粋に聞き取れなかったので
もう一度聞き直したのだが、やっぱり何を言ってるのか分からなかったので、やむなく指差しで注文した。

で、このフォカッチャ攻めが延々続くのだ。パスタを茹でるまで何分かけてるのか知らないが、パンに埋もれた
バスケット抱えて15分くらいで5回は来た。いや、確かにこのセットにはしたけどさ。自分ペースは
守られてもらえないの?あと、メインはいつ来るの?


と思ったらようやく来ましたよ。「はいこちらフェトチーネでーす」
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いや。おいこら待て。
これのいったい、
ど こ が フ ェ ト チ ー ネ な の か?

もうね、信じられないですよ。フェトチーネの要素がどこにもないわけですよ。それなのに、これを
フェトチーネと言い張って置いて行く店員の質の低さ、そしてこの店のやる気のなさ。接客の心もなければ、
向上心も感じられなければ、パスタに対する敬意もまるでない。その場で責任者呼びつけていろいろ問いただして
出て言ってやっても良かったのだが、私はサイレント・クレーマーとなって二度とこの店に行かないことを心に決めた。

「サイレント」言う割には語りまくってますけどね。

しかしこれは本当に許せなかった。
食べ物の恨みは深い。
反省の色が見えるまで、もう鎌倉パスタには行かない。

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# by paspas | 2017-02-27 21:07 | Comments(2)

パソコンが得意な人

会えるうちにシリーズではないが、もう父方の祖母がかなり高齢になって来ているので、父親が真顔で
「そろそろあかんかもしれんので会いに行こう」とこの三連休の最終日に急遽ファミリー全員集合。
果たして会いに行くと、随分耳が遠くなってしまったようだが普通に歩き回ってるし新しいものにも
興味を示すしまだまだ元気そうでなによりだったけども。


さて、こちらに帰省すると大体頼まれるのが「パソコンの調子が悪いから見て欲しい」てやつだ。
私の仕事はウェブのディレクショニングとガバナンスであって、ソフトウエアのインストールとディスクの
クリーンアップではないのだが。

今回は「ウイルス対策ソフトをインストールしようにもメールアドレスとパスワードが分からない」という
難題だ。しかも依頼者のおばは仕事ということで不在。この数少ない情報で私は何ができるというのか。

まあしかし仕方がない、やれることをやってみよう。まずはwindows10へのアップグレードが完全に
終わってないようだったので、辛抱強く複数回の再起動も見守って無事インストール完了。その上で、
ウイルス対策ソフトを見る。PC購入時に初期インストールされていたもののように見えたが、個人的には
そういうのに金を払うのは癪にさわるので回避したいところだが、それは依頼されていないのでやむなく調査。
うーむ、これ、そもそもメールアドレス登録してないんじゃ…?だったら新規でアカウント作るか、
新規でソフトを購入したら早いんではないか…。

この状態に陥ると、周囲にいた親戚縁者の微妙なギャラリーはますます居心地悪そうに「こいつ何やってんだ」から
「こいついつ終わるんだ」という空気に変わり、親は見かねて「そろそろ終わるんか」とプレッシャーをかけてくる始末。
いやちょっと待てい、ここまで来てwindows10にバージョンアップしただけで帰るなど、プライドが許さぬわ。

と、いらんプライドが邪魔をして引き続き推理をしていると、どうもこれは勝手に自動更新されるウイルス対策ソフトを
買わされてるんではないか…?と類推。であれば、OSのアップグレードが に伴いウイルス対策ソフトの最新版もダウンロードしてシリアルナンバーを入れれば、そのまま(見かけ上は)追加コストを発生させずに
解決するのでなかろうか。

その推測に基づいてもうしばらく設定をいじってると、やっぱり正解。ダミーで新規アドレスを入れた以外は
情報をソフトから吸い上げ、設定したら完了した。いやー、これぞロジカルシンキング。パソコンに詳しい
という間違った称号を今後も維持して行くこととなったのは微妙な気分だが、とりあえず困っている親戚を助けられたのは良いことをしたもんだ。


にしても、いったいいつになったら私はパソコン救急隊じゃないと気づいてもらえるんでしょうかね。

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# by paspas | 2017-01-09 21:44 | Comments(2)

背信

連休最終日はなかなか忙しく、いい加減切らざるを得ない髪を切ることとした。

元々散髪するのが億劫な性格だったが、今回に限っては言いたいことがある。この10年近くカットを任せていた
お兄ちゃんが、この年末でいつのまにかお店をやめた、と予約の電話を入れた時に初めて知った。


マジか。俺の頭、誰が切ってくれるんや。


さすがにこの10年近く同じ人にお願いしていたので、そう簡単に「じゃあ違う人を」というのも難しい。
年末にその事実を知って、衝撃のあまり問題を少し先送りにして来たが、いよいよ襟足がカールしてくるぐらい
伸びて来たので、最終秘密兵器: 千円カットに手を出すことにした。

千円カット最大の魅力はもちろんそのお値段、次いで余分なサービスが付いていないことである。
洗髪はもちろん顔剃もなく、まして肩腕背中マッサージなどとは縁遠い。まあこれらはなくてもいいんだけど。
とりあえず短く、と適当に頼んだら見事に55点くらいの出来栄えのカットをしてくれた。いえ、クシは記念に
持ち帰りません。

まあしばらくは千円カットでも問題ないかな…と思う反面、出来ればかかりつけのあやつが独立してて
どこか違う場所で店を開いてくれていたらとても嬉しいし、せっかくならそこに行ってまた髪を切ってもらいたい。
その期待がある間は妙に後ろめたい気持ちで「暫定措置」とアピールするかのごとく、私は千円カットで茶を濁すのだ。
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# by paspas | 2017-01-09 20:03 | Comments(0)


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